(仮題) 青春部屋 新館 お披露目ツーリング

おはようございます
4月17日月曜日です

桜 散りましたね~
今年は結構たくさん観れました

そして早くも17日 GWまで2週間と言ったところでしょうか
ツーリングシーズン始まりましたね~
さて今日は甲賀青春部屋新館お披露目ツーリングの模様を
いつもと違う視点で書いてみました 



 〔1〕

別れがあり、また出会いがある。
そんな季節です。

送別会とか歓迎会、新年会に忘年会、こう言う会では皆が集まって酒を酌み交わし、
いろんな思い出話しや、これからの希望や夢とほんの少し、
誰かの悪口を語り会うのが一般的でしょう。

僕の集落でも何かといえば集まり酒を酌み交わし、
やがてその場に居ない者を想ったりします。

祭りごとは勿論のこと、
草刈や溝掃除と言った各種奉仕活動の時でもお疲れさん会と称して酒盛りをしますね。

昔から年長者の教えを受け継ぎそうしてきた様に、
僕もこの村では一生こう言ったスタイルが続いて行くものと思っていました。

それが、僕も年長組に仲間入りとなってきたころから様子が変わってきました。

と言うのは宴会の理由付けに、行事の他に趣味のツーリングが入ってきた事で、
しかもそのツーリング主要メンバーが村の年長者と言うから、
ツーリング後に反省会とかお疲れ会とか称するものが催されるのは当然のことで

だから村の行事の後で集まる会と、ツーリングの後の会を合わせると、
ほとんどの週末は同じ顔ぶれで酒を飲んでいる月もありますね。

まあお酒好きですからそれはいいとして、
先月は神戸の西田さんが横浜へ転勤するって言うので送別会ツーリングに参加しました。

参加と言っても残念ながら僕は、朝の高速道路を走っただけで、
肝心のカキオコまで一緒に行けなかったんですよ、
まあ何とか自走で家まで帰って来れたから由としないとね〜。



 〔2〕

そもそも今回は年長者のひとっさんが、

「4月に入ってそれぞれ職場の異動もわかった事やし、一度集まって今年のツーリング計画をたてやへんか?いつもの青春部屋で焼き肉でもつついて」

こう言ってきたところへ、きくさんが

「それなら朝からチョット近場を散策してから青春部屋っていうのはどうや?」

ってなったんですけど、
皆さん近場ではこれと言って希望は無いようでしたから、
きくさんの好きそうな鈴鹿峠や関宿辺りを散策するプランを立てました。

これなら近場だし原付でも周れるし
そう思っていたらひとっさんから

「皆デカいので集合やぞ!」

いきなり念押しをしてきはりました。
困ったなあ〜こないだの不調の原因がまだ判らない、
とりあえずバッテリーは充電して乗れてはいるけど
ショップに聞いても異常なしで返ってきたし、
なんか不安やし、近場だったらカブで行こうと思ってたんですけど、、、


結局、集合場所に現れたのは、
ひとっさんはCB、たくみさんはXJ、きくさんはSTEEDと一応約束通りデカい方で来ている。

「おい、けんじ!なんでお前だけカブやねん!」

やっぱり〜 そう言われると思ってました。
でも仕方ないでしょ朝エンジンかから無かったんですから、
前みたい車から追い込んだらかけれるけど、また途中で帰らなければならないのは嫌ですし

「それにしてもええ天気やの~もったいないぐらいや 近場言わんと遠くまで行きたいなあ」

そうと言われても僕は高速道路はおろか名阪も通れないから"(-""-)"
挨拶はそれぐらいで出発しましょう





 〔3〕



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これは鈴鹿峠の万人常夜燈です。

江戸時代に道中の安全を祈願して金比羅参りの講中か建立したもので、
自然石で出来ていて高さは5メートル以上、重さは約40tあるんですよ。
あの上の石なんか絶妙のバランスだと思いませんか?

「ふーん あれは載せてあるだけけ? なんかでくっつけてあるんか?」

さあ、それは知りませんがおそらくのせてるだけとちゃいますか、
元々は東海道沿いにあった物を鈴鹿のトンネル工事の時にこっちへ移したんですよ。
と土山町教育委員会の人が言うてはりました。


「あっれ〜 この辺に万人燈って書いてあったと思ってんかどなあ」

「ここにあるやんけ」

「ああ ここか わしよ 昔のここで泊まってん」

えっ?
たくみさんは昔ここでテント張って泊まったんですか
こんな近くで野宿しはったんですかね(・・;)


少し道を下るとガードレール越しにその下を国道が走っているのがわかります。
万人燈は鈴鹿峠の上り線トンネルの真上に位置しているから、
このガードレールある所はちょうどトンネルの出口が真下に見えるんですね。

物珍しそうにガードレールを越えて覗き込む3人、
な〜んやと言う溜息と共に戻ろうとする3人でしたが、
その時「ゴ〜〜〜〜」と言う地響きのような大きな音が鳴りだしました。

それがトンネルに入った車の走行音だと言うことは3人共直ぐに理解できたようだけど、
そのまま納得して気にもせずガードレールのこちら側へ帰って来たのはたくみさんだけでした。

あとの2人はその場に立ったままそれぞれカメラを構えだした。
崖の上から眼下のトンネルを写すらしい。

「ゴ〜〜〜〜ウ シャ〜〜ン」

トンネル内から押し出される音色が変化している。
別の車輌が入ったのか?
それとも速度を上げたのか?

確実に出口に近づいているソレは明らかに音が変わって来ている。

「グォ〜〜」 とも 「ギャ〜〜」 とも聞こえる
とても表現し難いその音は、普段乗っている乗用車からは想像も出来ない音で、
おそらく大型トラックかなんかだろうと思った。

しかし
一向に姿を現さない。

また轟音が、一段と甲高くなった。
瞬間的に2人はカメラを構えた姿勢を一段と低くしたかと思うと、
微動ださせずにトンネルの出口を狙っている。

えらい真剣に見てはるなあ~
ひょっとしたら、自動車ではなくゴジラでも出てくると思っているのだろうか。

この還暦コンビ、いったい何を期待しているのだろうか?


遂に、
そいつが正体を現わす時がやって来た。
ほぼ同時に反応する2人。


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まあ、こんなもんでしょ。





 〔4〕



万人燈から三重県側への旧道は、途中から遊歩道になり階段もあるので車輌では抜けれません。
でもこの先に鏡岩って所があるのでそこまで行ってみましょう。

「アイツ そこまでって言いよったけど ここ地道やんけ 所々水溜りもあるし Uターン出来る場所あるんやろな〜」

「な なんちゅうとこへ連れて行きよるねん(^_^;) steed で良かった〜 油冷やったらこんなとこ入ってこれへんで」

「あ〜^_^ 来やった 来やった CBは途中で停まりゃるかと思ったけど きくさんはなんか笑ってやるで」


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ここから少しばかり歩きます。

「登山道やんけ」

「ちょっ ちょっ ここなんか危ない気がすんねんけど」

「たくみ! そこあかんど もうちょっと硬いとこ探さな」

たくみさんのサイドスタンド下に置けそうな石を拾って渡すと、
なんやかんや言いながらも3人はついて上がって来た。

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鏡岩と呼ばれている岩の上に恐る恐る立つ

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景色はなかなかのモノで、眼下には峠をクネクネと曲がる国道が見える。
静かだ。


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たまに改造マフラーの排気音が聞こえるけどそれも僅かだ。
離れているせいか先程のトンネルで聞こえたようなごう音はおろか、
ほとんどの車はEVで無いかと思えるぐらい静かです。


「なんか あれ国道やな〜?交通量少ない事ないか?」

きくさんが言うように車は少ない、おそらく新名神が出来たせいでそちらに流れているからでしょう。

「それにしても国道1号線やで〜 それも天下の鈴鹿峠」

言われてみれば確かにそうです、
僕が初めてバイクに乗った頃の鈴鹿峠は、
バンバン大型トラックが往き来して路側帯なんて怖くて走ってられないぐらいで、
流石に国道1号線、天下の鈴鹿峠は激しいって印象でした。

それがこの交通量って?
はっきり言ってきくさんの家の前の県道の方が多いと思います。



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ここが昔、茶店があったとこですわ、

「えっ?こんなとこで なに弾いてやってん?」

三味線ちゃいます 茶店です お茶するとこですわ

「ああその茶店ね ここ? こんな木いっぱいあるやんけ」

昔は無かったんちゃいますか、ほらあそこ石垣が残っているでしょ

「ほならこの辺が入口で、 あの辺りに座って」

そうでしょうね、道があそこで、その辺でしょうね

「な!ちょうど三重県側から来たら坂を登り切ってやれやれと思ったところでこの茶店の看板が見えるわけやな」

まあそうでしょうね

「先も急ぎたいけど、喉も渇いてるし」

はい

「そこへ、店先のどら猫の餌やりに出てきた、おとしが (いらっしゃいませスイカ良く冷えてますよ) なんて言うもんやさかい」

おとし って誰ですか?

「おとし は看板娘やんけ」

若いんですか?いくつです?

「知らん」

知らんって聞いてないんですか?

「あほ!そんなん聞けるかい」

ほーさすがのたくみちゃんでも女性に年齢聞くのは失礼やと思ってるんですね

「ちがうわい 名前が おとし やど 聞いたらどうなる? おとし お歳は? そんなしょうもない事言うて嫌われたらどーすんねん」

(;^_^A ぢゃあ歳はいいです なんでスイカなんですか?

「いや 水気多いし美味いやんけ」

まあいいですけど

「ほんでここへ座ると 何にも言うてないのに 水を一杯スーッとおとしが持って来るわけよ」

へえー気が利きますね

「そういう娘なんよ なんせ看板娘やしなあ」

はい

「さて スイカを頼もうかと思ったけど 喉の渇きが癒えて 色白のおとしの顔を見たら ちと腹が減って来た」

なるほど そしたら白玉団子でも頼むわけですね

「おとし ご当地バーガーひとつ」

ないわー!

「売り切れたか(´;ω;`) ぢゃあ チーズバーガー」

それもないわー‼

「そうけ ないのけ つまらんのう」


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 「たくみ なにスネてんねん 行くぞ」 



                       つづく   


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