ライダーズカフェに行こう 第17弾 ma go ko ro 

おはようございます
10月31日 10月最後の そして5回目の月曜日です

地獄のような暑さから解放され 秋になりようやく走りやすい季節がやってきた と 思ってたら
めちゃくちゃ寒いんですけど~
先週の土曜日なんか 「雨も降らずに雨中服」 してましたからね~ ((+_+))



さて今日は、大山TT 拡散プロジェクト 第17弾をご紹介しましょう 



 福井県鯖江市といえば 昔から眼鏡 繊維 漆器という三大地場産業が有名だと聞いたことがあります。それが昭和30年代と言いますから、今から50~60年前でしょうか、そのあたりから三大地場産業だけでなく機械産業にも力をいれるべく工業団地が整備されてきました。


 北陸自動車道の鯖江インターを出て西方向に向かい、鯖江の市役所からさらに西方向へ3~4KM行った所の田園風景が広がる長閑な平野部の中に鯖江機械工業団地はある。
 南北に伸びる一本の道を南に向かって走ると、それまでの田園風景とは一線を画し工場が立ち並ぶ工業団地が右手に見えてくる。


 工場群を右手に見ながら進んで行く、金属加工を主とした工場なんだろうカンカンと言った金属音と灰色の建物のせいかモノクロの世界を見ている様な錯覚に陥る。やがて工業団地が途切れるところまで来ると最後の建物をぐるっと回り込む様に鋭角の交差点を右折する。
 だいたい位置から言うと工業団地の南側端になるのだろう、道路の左側に小さな川が流れそれを挟む形で田園と少し距離が置かれたせいか、わずかにモノクロの工業地帯に足を踏み入れた感が強くなる。

 ほどなくモノクロームの世界に、赤い三角屋根の建物が現れる。

小さな洋食屋さん 「マーシン」 はそういう風に僕の前に登場した。


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 僕が初めて来る事になったのはオートバイ友達の1人が、ここのボルガライスが美味しかったとSNSにあげているのを見たからで 「ボルガライス?」  何とも耳慣れない料理である。
その時の写真で見る限り、オムライスのようでもありカツライスのような洋食であることは間違いないけど、友人の感想は、

「デミグラスソースが美味しいんですよ」

 なるほど美味しいのは分かったがどんな味なのかは想像つかない。僕の知るデミグラスソースの味に似ているのか?まったく別物なのか?そう思うと何とかして食べて見たくなるのは、今年のハンバーガーツーリングでも繰り返されている様に、僕の悪い癖なのかもしれない。


 そして、その悪い癖に付き合わされ、仕事の旦那をほったらかして僕を鯖江まで連れて行ってくれたのが先の写真で分かるようにあねさんであります。

 あねさん効果は絶大でした、一緒に行ってくれたおかげでオーナーご夫婦に警戒されることなく温かく迎えていただけたのです(^_^;)

 ご夫婦はこの地で40年間食事を提供されて来たそうで、ランチタイムには仕事中のビジネスマンがよく訪れている様子が伺える。

 笑顔の素敵なとみこさんと、面倒見の良いあねさんが談笑している横で、濃厚なデミグラスソースがかかった念願のボルガライスをいただいていると、先程外に出ておられたご主人が戻って来られた。

「神戸?神戸から来とらすんか?」

一瞬何の事かと考えたが、直ぐにあねさんのオートバイのナンバープレートをご覧になっての問いかけと察し

「はい 彼女が神戸です」

「そうですか、神戸のどちらから?」

「ああ 神戸と言っても 私は西の方 明石なんですけどね」

「そうですか 先日も神戸から女性の方が来られてね」

「ああ 多分彼女は山手の方ですけどね」

「まあ!お知り合いですか」 とみこさんが驚きの声をあげる。

「ええしっとうとです ああ友人です」

「な〜んだ!そうですか それは遠い所を よくいらしてくださいました」

「宝塚です」

「?」

「宝塚ホテルにいたんですよ で 神戸って聞くと懐かしくてね」

「宝塚?ホテル?」 あねさんが何のこと?って顔で2人を見る。

「ええ 主人は昔宝塚ホテルで修行をしてたんですよ」

とみこさんの解説でようやく理解したあねさんが頷く

「神戸の街も変わったでしょ」

「ええ  まあ  宝塚の辺りは私もよく知らないですけど」

おそらくいつの時代のどの辺りと比べて?変わっているかを答えればいいのか分からないので、戸惑いながら答えるあねさんの横から、

「ええ そりゃもう随分変わりましたよ」

おそらく修行されていた時期だから、かなり昔で人も建物も増えているだろうし震災も挟んでいるだろうからと、勝手な推測の元、ご主人の言う時代も現在の神戸もほとんど知らない人間が返事をするのもどうかと思ったがつい口を挟みたくなってしまった。

「そうですか いや〜 懐かしい」

するととみこさんが 「おたくも神戸ですか?」

「いや滋賀です。 だから神戸の事はよく知りません、宝塚って聞いて連想するのは 土曜日朝の中国道大渋滞ぐらいで、あとは宝塚歌劇ぐらいで残念ながら宝塚ホテルも利用した事はありません」

「そうですかお二人はご夫婦では?」

「ちゃいますよ〜残念ながら 彼女のご主人は今頃仕事してますから」

「えっ・・」

「大丈夫ですよ 今日はキクちゃんに乗鞍まで連れってもらうの旦那さまも知っとうですから」

慌てる様子もなくキチンと説明するあねさんの言葉に安心したのか、とみこさんはゆっくり微笑むとガラス越しにわずかに見えるオートバイの方を見ながら

「いいですね〜 こうしてご自分で運転されて旅ができるなんて」

それにつられて窓の外に目を向けるあねさんとご主人をよそに、僕はひとりボルガライスのカツを頬張るのでした。

「あらあら ごめんなさい ついついお話で邪魔してしまって ゆっくり召し上がってくださいね」

そう言うとお二人は奥の厨房へ入って行かれた。
なるほど、ご主人は宝塚ホテルで修行されてたんだな、だからこのデミソースは宝塚ホテルの味なんだね。


まだまだ話が尽きないあねさんととみこさんでしたが、まだ乗鞍まであねさんを無事に届けねばならないと言う大変な使命を受けている僕は2人を引き離し出発するのでした。



画像




あれから何度かマーシンを訪れ、カレーやオムライスと言った洋食の定番料理を戴きましたが、いづれもソースが濃厚で美味しい。


そしてついに、
この夏の乗鞍帰りに
ずーっと気になっていたことを聞きました。


マーシンの由来?

「機械です」

「へっ?」

「機械のことマシンって言うでしょ」

「あ…はい」

「ここは機械の工業団地のなんです だから周りは機械だらけなんでね だからマシン…マーシン と」

「マシンですか〜 これは意外だったな〜 てっきりご主人の名前か何かだと思っていましたから」

「ええ 」

「じゃあここの工業団地が出来た時からお店出されてるんですか?」

「40年です」

「ええ40年になりますね〜」

「そうですか40年間ここの工場で働く労働者の胃袋を宝塚ホテルの味でもてなしてきたんですね〜」

「まあ何とかここまでやって来れました」

「じゃあここへ来る前は宝塚ホテルに?」

「北海道です」

「へっ?」

「北海道なんです 私達2人」

「北海道!」

「はい」

驚いた
いやほんまに驚いた

今までここで出てきた地名と言ったら鯖江と宝塚がほとんどで北海道は予想もしてなかったからね、
それにこの地で40年って聞いた時点で、宝塚ホテルのことと繋ぎ合わせればそれだけで人生を語れるやないかと思ったのに、まだ北海道があったとは…わからんもんやなあ〜 言葉を失っていると
ご主人がポツリと

「まごころ」

「えっ?」

「真心って書いて  まーしん とも読めるでしょ」


なるほど〜  
そっちか〜 

濃厚なデミソースや二人の笑顔のおもてなし、
その奥にあるのは、機械のマシンぢゃない

真心のマーシンなんだと


画像


ちゃっかり拡散お願いしてきました。




現在、マーシンはご主人が体調崩されて休まれてます。
とみこさんによると、
既に退院され今は養生中でもう少しよくなったらお店も再開するとのこと。

よかった、
無理をされない事を祈りつつも、
またあの真心こもったデミグラスソースを味わいたいと思います。



PS 
そうそう あのたもっちゃんは マーシンで洋食マナーを覚えたのでした ↓

http://kikuniikotoba.at.webry.info/201510/article_4.html



本日もさんきゅ です
読んだついで 帰る前に ポチッと気持ち玉 足あと 残していただければ

ちょっと うれしい (〃艸〃)ムフッ


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この記事へのコメント

W
2016年10月31日 22:54
再開店祈念

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