ファン心理

こんばんは7月14日月曜日です

連続ツーリングの話題で巷の奥様からあちこち行きまくってるなあ~ってお言葉を頂き、そないに行きまくってる自覚はないのですが、まあコメント頂けるのは嬉しい限りです。
して今回は、さすがに旅日記も続くと飽きられるとおもいどこへも行かないおはなしを 


 僕の使っている自動車は今年23年を迎えた。
むかし英国でのこの車種の平均寿命が21年と聞いた覚えがあるので、ようやく平均寿命を超えたわけですな(あくまで英国の) しかもこの車は40年前に誕生したモデルなので、見る人によっては如何にも古臭く感じるとみえて「年期入ってますね」とか「大事に乗ってはりますね」とか多少は気を遣って話しかけられたりする。

なかには「古そうやな」ってお方も、
そんな時は 「はい パワーステアリング パワーウインドウ エアコンに4輪ディスクブレーキまで付いて フルそうび ぢゃよ」 って返す事にしている^_^; 実際、当時4輪ディスクなんて国産車ぢゃ余程上級グレードしか使ってなかったし。

でも真面目に答える時は 「古そうに見えますがそんなに古くは無いですよ、1991年式ですからまだ23年ぐらいですし」 と、形は40年前から変わって無いけど実際は20年程しか経って無いと言う意味で説明します
とは言っても、ここは日本で自動車の商品価値を6年、寿命をざっくり10年と捉えてる車社会では、まだ20年ですと言われて素直に納得する人は少ない、おおかたがキョトンとコイツ何を言い出すねん!ぐらいに思われている。



【縦置き横置き】

この1991年式の比較的新しい自動車ですが、今ではあまり採用されていない方式のエンジンを縦置きに積み駆動輪を後輪にしている、いわゆるFRタイプのモデルです。昔はこれが主流でした、トヨタも日産も三菱も富士重工もベンツもフォードもジャガーも、一部の車種やメーカーを除き車とはこうあるべきと思っていました。
 それが燃費の事や運転のしやすさ、居住空間の確保や何と言っても生産コストの面でFF化 (ファイナルファンタジーではありません) してきたわけです。

元々軽自動車のように小さな車がFF方式を採用していましたが、やがて小型車の分野でもFFに変わって行きそして普通車でもFF方式を採用するメーカーが増えてきました。
FR方式FF方式、それぞれ一長一短ありますがその話は今回はやめておきます


さて僕のFR方式の車では、ボンネットの下にエンジンルームと呼ぶ空間があり、そこにエンジンが縦向きに積んであります、エンジンの後ろにトランスミッション (ギヤチェンジする機械ですな) そしてシャフトを通して後輪へ繋がっています。

ピンと来ない方のために、もちっとややこしく言うと、エンジンで回転力が作られ、その回転をトランスミッションと言う機械で回転数を調整し、回転棒を使って後ろのタイヤを回す。と言う仕組みです。



【エンジン 熱意】

エンジンはガソリンを爆発させて回転力を作ってますから、当然エンジン本体は発熱します、そして発熱し続けるとエンジンはお鍋が焦げる様に焦げ付いてしまいます、これを焼き付きと言います。
エンジンが焼きつかない様にするにはガソリンを燃やさなければいいのですがそれでは回転力を得られませんし車は進みません。(ではEVにすればいいと考えたあなた!素晴らしいその通りです)
残念ながら当時EVの実用化はまだ夢でした。


この焼き付き問題を克服するにはエンジンを冷やしてやればいいのですね、
どうして冷やすの?
はい、このエンジンをええ塩梅に冷やす方法も、風を当てる空冷式と水で冷す水冷式があり、長い歴史のなか自動車は一般的に水冷式を採用しています。

水冷式で必ず使われているのが「ラジエーター」
聞いたことあるでしょう? エンジンを冷却するのに使われている部品です。

 エンジンを冷すためにはエンジンの壁内部に水が通る道があります、そしてエンジンが発熱するとその熱を水が奪い湯に変わります。 お湯になってはエンジンを冷す役目はできないので湯になった冷却水は一旦エンジンから出て、ラジエーターに入りそこで温度を下げられます。
温度の下がった水 (までは行かないのでさ湯ていど)は、またエンジンへ戻りエンジンの熱を奪ってまた出て行きます。そうすることで同じ水を循環させる冷却回路が出来るわけです。



【ファンの登場】

さあ、やっとここまで話が来ました(写真もないまま)
もう少しです。
 このラジエーターは車の1番前に装着されています、前から見たらライトとライトの間で口を開けてる様な場所があるでしょう、その奥にラジエーターはあり、車が進むと風を受けてラジエーターを冷すのです。

要するにエンジンで熱くなった冷却水はラジエーターで風を当てられ温度を下げる仕組みなんです。
だから当然車が走って無いと風も当たらないので困ります。
そこで強制的にラジエーターに風を当てる目的で扇風機が付けられてます、
ファンと呼ばれています(サポーターとは呼びません)

このファン、電気で回すタイプ(いわゆる家庭の扇風機をイメージしてもらえばいい)と、エンジンの回転力を利用して羽を回すもの(昔はこれが殆どでした)もちろん僕の車もそうです。

 エンジンが縦に積んであるから、ラジエーター ⇒ ファン ⇒ エンジン と縦並びに配列する事が自然な流れですね。


画像



 分かりにくいと思い写真 ちくっと書こう・・・加工 してみました
向かって右側が進行方向です、よーするに前ね。

Aがラジエーター
Bはファンシュラウド(風が逃げないようにしている囲いです)
Cは見えにくいけどファン(プロペラ)があります
Dがエンジンでフロントからリヤ方向に真っ直ぐ(縦置き)されているわけです

これがFF方式ですとにエンジンが横置き(写真とは90度回る)に積まれているので、エンジンの前部はエンジンルームの側面(写真の上か下)に来るわけで、ファンも側面でラジエーターも側面。
 しかしラジエーターが側面で横向きについていたのでは走行時の風はほとんど受けられませんからラジエーターの冷却効率は非常に悪くなりますね、ですからFFではラジエーターは車の前面に風をいっぱい受ける位置(写真と同じ位置)に付けてエンジンの回転ファンは廃止し、ラジエーターに直接電動ファンを付けることにしたのです。


これだとエンジンの向きに関係なくラジエーターと電動ファンをセットにして好きなところに付けれるわけです。
やがてFR方式車輌でも電動ファン化したものが出て来ました。
理由はレイアウトの自由化と言うよりもエンジンのファンを無くすことができる

 それは、エンジンの回転する力を利用して発電機やパワーステアリングにクーラーと言ったものを動かしているからで、もちろんファンもその一つです。
 これはエンジンの回転力を利用するといった実に合理的な仕組みなんですが、反面エンジンの出力もそれらを動かすための力として奪われているのも事実です。


エンジンがガソリンを燃やして取り出せるエネルギーは、どう言う割合で使われているか知ってますか?
全エネルギーを100としたら
機械損失10%
排気損失 30%
冷却損失30%
有効エネルギー30%です(めっちゃザックリ数値ですが)
驚きでしょ!僅か3割しか使われて無いのですよ。


 ちゅうことでエンジンの回転軸に付いているファンを切り離し、電気の力でファンを回す事によりエンジンの損失を少しでも減らそうと考えやったのがこちら

画像



写真の撮り方が左右逆になってますが、先程の写真と見比べて下さい。ファンシュラウドが無くなってスッキリしているでしょ、左端のラジエーターに電動ファンがくっついてますね。

これで試運転してみたら。

驚きです。 
違います。
発進時アクセルを軽く踏み込んだ瞬間、あきらかに反応が早い!
発進時のもたつき感が消えた

なんかめっちゃうれしい
馬力が上がったとかじゃなくレスポンスが良くなった そんな感じ


そして一番重要な電動ファンが回るタイミングをどうするか?
ですが、
要するに水温が或る程度上昇したら回り出して、下がれば止まる。
これの繰り返しが適度な温度域で出来ればOKで、
まずは最初の写真に写っているサーモSWをそのまんま利用することを考えてん、

これはクーラーのアディショナルファンを作動させる水温感知スイッチで、これも水温が上昇すればスイッチが入るので原理は同じですから使ってみたところ

ダメでした
SWの作動温度が高過ぎてヒートゲージのレッドゾーン手前まで針が振れる
これでは危なくて心臓に悪い


そこで探してもらったのが写真のもの

画像



ラジエーターの所にくっつけて温度が上がればスイッチが入る仕組みで、
これの良い所は本体部分で感知温度の上下を任意設定出来る事、
だから上昇気味なら早目にONするように、下がり気味なら遅めにするとか、
ドライバー一本で簡単に調整できるからテストするにはもってこい

ただいま、ええ塩梅の位置を模索しながらテストドライブやってます。

でも、この炎天下渋滞や登坂路では予想に反しどんどん水温計が上昇して行き
ドキドキすることも多々あります。


そんなとき 「ファン が回らんと 不安 になる」


ファン心理はわからんのう~ の巻 最後のほう文章が荒くなりましたが終わりまでお付き合いありがとうございました。

さいごに23年前の車ってどの車のこと? って方の為に写真あげときます。

 ではまた次回 




画像


                               いつの写真ぢゃ!

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この記事へのコメント

メカニックJ
2014年07月14日 18:33
その腕もったいないなぁ~
活かしてくださいよ
2輪4輪のことなら
kiku motorsへ
聞くだけでもかまいません
susiebug74
2014年07月18日 21:21
大変勉強になりました。テストドライブの
後日談楽しみにしております。

基本設計がしっかりしたクルマはメンテナンス
さえしっかりしていればいつまでも所有して
いられるお手本ですね。

我がRRも、今年で40歳になりましたが、
まだまだ元気です。

ラジエーターは付いていないので、クルマに
水は要りませんが、この季節ドライバーは、
水分補給が重要になります。この前も真昼間
に運転している最中に意識朦朧となりました。

きく
2014年07月21日 11:12
メカニックJさんに メカニックKで対抗しようと思い、
「メカJ vs メカK」って考えた所で
妾に勘違いされそうなのでやめた^_^;
きく
2014年07月21日 11:23
空冷RRどの あなたの40年物は凄く高レベルで維持されてますから参考になります(^ ^) やっぱり空冷はシンプルでいいですね。確かにこう暑くては車も人も何処でへばるか分かりませぬ、しっかり水分持参で出かけましょ^_^;

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